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日本ニュース 戦後編 第201号
1949年11月15日
「單獨講和か完全講和か 國会質問戦」
対日講和問題が国の内外でしきりに論議されている折から、11月8日の吉田首相の施政方針演説ではこの点に特に注目が集まりました。それに対して10日、質問演説の第一陣は社会党·鈴木茂三郎氏。
「伝えられるように、ソビエト、または、中央政…、中共政権を含んだかたちにおいて行われるのであるかどうか。それとも、ソビエトを除いた米英との単独講和のかたちにおいて、講和が取り進められておるのであるかどうか。」
「外務、外務当局と、外務当局のご見解によると、あたかも後者、単独講和のかたちにを受け取られるかのごとき、印象を与えておるのでございまするが、この、これに対する明確なる総理大臣のご所見を承りたいと存じます。」
「マッカーサー元帥が非常な好意をもって、日本の講和を考えておられるので。」
吉田首相は明確な答弁を避けましたが、今後なお講和問題について各党の質問が集中するもようです。
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