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日本ニュース 戦后編 第63号

1947年(昭和22年)3月25日

[1]“総選挙について”ヘイズ中佐語る 00:54

03月19日、連合軍総司令部民生部民間情報教育部の記者会見で、ヘイズ中佐は本社記者の問いに対して今度の選挙について次のように答えました。

<ヘイズ中佐>

「総選挙で日本人民は選挙権の行使により、民主主義が根をおろすか否か、また世界各国との平和条約および正常なる国交回復の近道を示す重大な精神的革命を経験したか否かを表明する機会をもつであろう」

[2]選挙と商売 00:59

四つの選挙を前に虎視眈々と立候補者の懐をねらっているいろいろな商売があります。考えたのは幻灯で、これを使って宣伝しなさいというわけ。応援弁士に学生が大もてで、その謝礼を学費にしようという魂胆らしいです。儲け代表は翻訳者とタイピストだそうです。資格審査そのほかに必要な英文書類を作るだけに莫大な実入りだといううわさ。印刷屋さんももう大繁盛です。思いがけないのはちょうちん屋さんで、これもいまやてんてこまいとのことです。

[3]今週の東京裁判 00:27

春めいてきた3月18日、東京裁判の法廷には、松竹副社長城戸四郎氏が証人として登場。この日休憩中、控室で倒れた松井石根被告は担架で病院へ運ばれました。

[4]世界労連代表者入京<時の話題> 00:23

03月17日来朝した世界労働組合連盟アメリカ代表タウンゼント氏は、18日夜日本の労働組合代表と懇談しました。

[5]二人の婦人知事候補 滋賀·埼玉<時の話題> 00:23

初めての県知事選挙に名乗り出た2人の婦人候補、滋賀県愛知川の藤井静子さん(37歳)、もう一人は浦和市のヒラトトシエさんで今年48歳。さて、日本にも女の知事さんができるかどうか。

[6]左義長まつり 滋賀<時の話題> 00:26

滋賀県近江八幡の別名きちがいまつり。02日間踊り抜き、1万円かけて作った10数本のお飾りを一瞬にして燃やすという、近江町人の地元にふさわしい豪華なおまつりです。

[7]人工なだれ 新潟<時の話題> 00:38

なだれの襲来から線路を守るため、新潟鉄道局では3月13日から雪の難所、米坂線舘山の雪庇崩しを始めました。反対側の斜面から吹き上げられた厚さ70尺もある雪のひさしをロープでちぎり落とす危険な作業です。

[8]春が来た!<時の話題> 00:56

春が来て焼け跡の麦も伸びてきました。動物たちにも春が来ました。東京都内では子供たちが移動保育隊を囲んで「春の歌」を歌い始めました。

[9]ヤミ列車を警官隊急襲 01:27

03月20日払暁、200名の警官隊が有名なヤミ列車を松戸駅で襲いました。常習ヤミ列車といわれる常磐線青森発202列車は松戸止まりとなり、荷物を持った人たちは片っ端から取り調べをうけました。

<警官>

「荷物見せてください。中を広げて見せて」

<乗客>

「米と握り飯とたくわんです」

本職のヤミ屋さんはそれと知るや米を置き去りにしていち早く姿を消しました。こんな姑息なことをするよりヤミ買いをしなくてもすむようにしろとくってかかる人もあり、泣き落としにかかる人もあり、ときならぬ悲喜劇が演じられました。

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