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日本ニュース 第191号

1944年(昭和19年)1月26日

[1]第84議会で東條首相の施政方針演説 03:34

第84議会の開会劈頭(へきとう)、東条首相、立って施政演説を行う。

<東條首相:

今や敵は焦っておるのであります、敵の焦っておる今こそ敵を徹底的に叩(たた)いて、これを破局に追込むに逸すべからざる好機であります。

既にこの邀撃(ようげき)作戦は展開せられておるのであります。しかしてこの間敵を邀撃する皇軍の威力をいよいよ偉大ならしむると共(とも)に、機を逸せず、来るべき攻撃作戦への切り替えを可能ならしむるものは、正に一億官民を挙げて一路邁進(まいしん)しつつある戦力、特に航空戦力の増強にあるのであります。今日前線に速かに優秀なる航空機を十分に供給し得るや否やは、正に現下の戦局の大勢を決し、今次の戦争の勝敗を決するものであります。大量の航空機を速かに生産する、すなわち、量と時とは航空戦力の増強の絶対的要求であります。国民勤労の強化につきましては政府と致しましては、量の増加、すなわち、人を待つということと質の向上、すなわち、生産効率の上昇につきあらゆる措置を講ずる所存であります。量の増加につきましては、国民動員の強化として、更に国民の負担を増大し、国民生活の上にも影響を及ぼすところ少からざるものがあるのでありまするが、政府は今后の苛烈(かれつ)なる戦局に対応し、強力にこれが実行に当たらんことを期しておるのであります。もとより国民諸君はこの緊急なる国家の要求に対し、欣然(きんぜん)としてこれに応ぜられるべきことを私は固く信じて疑わざるものであります。>

(拍手)。

[2]女子青年団の戦力増強結集大会(東京) 02:21

戦力の増強、わけても航空機増産のため、今、銃后の若き女性は隊伍(たいご)を組んで、続々増産の職場に挺身(ていしん)しつつある。だが女性の勤労への挺身は、単なる奉仕であってはならない。膨大な生産力を擁する米英を相手に戦いを続ける前線に、今こそ1機でも多くの飛行機を、一刻も早く送らねばならぬ。この重大責務を担う我等(われら)女性の決意を見よと、東京都下谷区女子青年団員2万は、1月23日、上野公園に戦力増強結集大会を開き、戦う職場へさらに積極的に挺身せんことを誓ったのであります。

臨場の東京都青少年団団長、大館(おおだて)都長官、激励の辞を送る。

<大館 都長官:

戦局の帰趨(きすう)を決すべき重大なる年であり、一億総決起、総進軍の年であります。されば、国家活力の源泉たる青少年は、ことに率先挺身、1人残らず決戦配置につき、もって戦力の増強にこの総力を結集しなければなりません。すなわち諸氏の一挙手は、実にラバウルの空に続き、諸氏の一投足は、まさに大陸の荒野につながることに深く思いを致し、常住坐臥(じょうじゅうざが)、常に戦力の増強に精魂を傾倒して、もって皇国女性の真髄(しんずい)を発揚するに遺憾なからしむるべきであります。>

(団員女性宣誓·天皇陛下万歳~三唱)

[3]撃墜された米爆撃機「B-24」(ビルマ) 01:20

ラングーン郊外に撃墜されたコンソリデーテッドB-24爆撃機。強固な装甲を施した中央部銃座。

尾部の大口径機関砲。この砲口から飛び出す弾丸が第一線の大空かけて連日我が将兵の血をすすり、この巨大な機体に満載された爆弾が無辜(むこ)の住民を傷つけているのだ。

落とされても、落とされても、なお執拗(しつよう)にやってくる敵機の搭乗員はいまだ若輩、あわただしく学窓を飛び出したばかりの兵士である。この不逞(ふてい)な敵機を、この搭乗員を、撃滅する武力を第一線将兵に与えるものは、銃后国民我等(われら)であることを銘記せよ。

[4]自由インド仮政府首班ボース氏ビルマに到着 01:36

01月07日、自由インド仮政府首班、スバス·チャンドラ·ボース氏は、空路、ビルマに到着。日本とともにアジア解放の戦いに駒を進める。バーモ、ボースの両巨頭。ここ最前線ビルマに相対して、今や戦局の切り替え、必勝攻勢の時至る。

デリー進軍の日近きにあるを心に期して、粛然、首班の閲兵を受けるインド国民軍。

同日、首班はラクシュミ婦人部長らを帯同。バーモ国家代表を正式に訪問。仮政府のビルマ進出を祝福するバーモ首相と、ともに固く敵撃滅を誓い合う。本議会において東条首相重ねてインド解放に実力をもってする援助を惜しまずと、中外に闡明せる折から、ビルマ戦線にようやく戦機動く。

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