吴新荣日记>19420415
雪よ、今は夜の十二时过ぎだ。
つひ先顷迄徐清吉、黄庚申两君と亲父及私が应接间で语ったのだ。
恰も一切を忘れた样に《三国志》や《水浒传》を语ったのだ。
语り终わって彼等が归らうとする时迄、私は恰もお前が子供达と眠ってゐるような错觉を起す。
彼等を门迄送って部屋に戻って来た时に、私は今更自分の独りぼ【っ】ちを感ずる。
それに子供达は静かに休んでゐるので一层自分の孤独感を觉ゆる。
妻よ、私はこれからも之を耐えて行くであらう。
雪よ、今日道士がお前の“纸厝”を持って来た。
小まんぢり[小じんまり]した三阶建ての洋馆である。
私は今でさへ“天堂”や“地府”を信ずるに至ってゐない。
それでこの“纸厝”を烧いた【ら】お前のものになることも信じない。
然しお前のお母さんは是非、道士を呼んで“纸厝”を造って上げて下れと云って来る。
私は若き子を失ったこの善良なる老人を慰める为めに、どうあってもいゝと思って造って贳った。
それで造へるには新式な洋馆にして无驮な饰り物を省いて下れと注文した。
何故なれば、お前の生前何时も私と洋馆を建てる计画をしたことを私は思ひ出したからだ。
妻よ、あゝ今は私は只纸の洋馆を造へて上げるのみ!
雪啊,现在已是夜十二时。
刚才徐清吉、黄庚申两位和父亲、我坐在客厅聊天,若无其事地在谈《三国志》、《水浒传》,说到他们要回家时我仍错觉你和孩子们同在卧房睡着。
送走了他们,回到房间,孩子们都已入睡,更觉得孤独。
妻呀!
今后我还得忍受这种方式过日子吧!
雪啊!
今天道士带来你的“纸厝”,小而精致的三楼洋房。
到目前我一直不相信“天堂”与“地狱”这一套,也不相信烧了这纸厝会变成你的房子。
但你母亲要求我一定要叫道士来为你造纸厝。
为了安慰痛失年轻的女儿的这位善良的老人,做什么事都可以,因此请道士做新式洋楼,把无用的装饰省略掉。
因为我想起你生前常和我一起计划要盖栋洋楼。
妻啊,今日我只能送给你一座纸糊的洋楼而已。
