1947年(昭和22年)12月02日
[1]12月の声 01:11
札幌の街は例年より25日早く大雪。
徳島では奴凧の製造元が、今かき入れ時です。
東京の街にはクリスマス用品が出始めました。暖かそうな毛皮の外套。だが、師走を迎えて東京にはまだ土管の中に住んでいるような人もあります。
[2]大島被告の段階へ -東京裁判- 00:41
11月25日、東京裁判は再び大島被告の段階に入りました。6年前の1941年3月、得意の絶頂にあった大島大使は、ベルリン駅頭に松岡外相を迎えたのでしたが、今は夢。ターベナー検事の鋭い尋問に対して、証人台にのぼった大島被告はスターリン氏暗殺計画を否認しました。
[3]“電気よこせ”市民大会 大阪<時の話題> 00:48
11月25日、大阪扇町公園で生活危機突破大会が開かれました。
<女性>
「政府は食糧も燃料もろくに配給せず1800円で命をつなげと言っております。そのうえ電気をよこしません。電気がこなくては家庭もめちゃくちゃでございます。電気をよこしてください。片山さん、電気をよこしてください。これが家庭婦人の叫びでございます」
[4]自由人権協会発足 00:22
自由人権協会設立総会は、11月23日、東京霞が関の弁護士会館で行われました。片山首相、鈴木法相なども出席、この会は基本的人権の擁護を目的としています。
[5]大亀あばれる 熊本 00:34
11月18日、熊本県宮地村のお祭り、中国風の変わった趣向でものすごく大きな亀さん。長生きのおまじないだそうですが、長生きをしたい人がしきりにお賽銭をあげています。
[6]関根組公判 -軍事裁判- 00:29
元関根組組長·関根賢以下11名の武器所持による軍事裁判は、11月26日、警視庁アメリカ軍軍事裁判所法廷で開かれ、W·ショーブ少佐から次のような判決がありました。
<W·ショーブ少佐>
「有罪と認めます。5年間の懲役、7万5000円の罰金」
[7]早慶ラグビー戦 早41-3慶<スポーツ> 01:14
慶応キックオフ、11月23日、女子学習院跡に新しくできたラグビー場での早慶ラグビー戦。対戦2分、早くも早稲田バックスは慶応防御線を突破、新村、10ヤードを越え、よくフォローしたバック·ロー松分にパス。松分、転げ込んで最初のトライをあげました。広い横縞が慶応、黒いほうが早稲田。前半、慶応フォワードよく奮闘して再三早稲田のゴール前に迫りましたが、トライならず。さらに早稲田にワンゴールを許し8対0、后半7分、早稲田スリークォーターに渡った球をウィング畠山うけて右コーナーにトライ。さらに20分、早稲田のウィングを突き強引に倒れ込んでトライ。かくて早稲田は圧倒的にトライを続け、41対3で大勝しました。
[8]国会もみあう 02:05
11月20日から前后5日間の殴り合いという記録を作った石炭国管問題をめぐるこれが国会のありさまです。21日の鉱工業委員会では自由党の代議士が委員長席を占拠しました。反対派はいよいよ秘策に熱中していますが、世間の非難を集めた乱闘騒ぎはまだ収まりそうにも見えず、社会党の控室にこんな落書きが現れました。
21日夜から24日までの本会議はさらに輪をかけてもうめちゃくちゃです。
傍聴席も総立ち。
こうして11月25日、やっと大詰めになりました。
<議長>
「修正部分を除いた原案は可決せられました。これにて臨時石炭鉱業管理法案は(聞き取り困難)をいたしました」