10月2日(月)
うす昙
白石の朝は寒々としてゐる。
うどんの朝げにいちじく柿等食ひつゝヱホンを见る。
八时すぎ辞してかへる。
うすら寒い朝だ。
もう此の寮に来てから一ケ月半になる。
(昨年の)昨夜は寮祭のタベだ。
去年を思ふ。
①寮祭;
“寮祭に出た铃木归って来る。
今年は式典と午后より运动会があったさうな、例によって昨年のやうな快适な奴だったらしい。
一寮の一年生、寮剧、三级试验のFightの余势を驱って大活跃、遂に陆上、水泳を拔いて校内第一位となり、カップ灿と辉く。
陆上は泣いたとか、海洋班は不参加だとか、リレーには一寮は寮旗の代りにグライダーのソットボバーを持って……防牒[谍]竞走に一寮はがマだったとか、运动会がすんで……西空を背に大ストームをやったとか。
お昼は赤饭に夜の晚さん会には饼が出たとの事、一寮は三年生が特に全部见えられたから去年のやうに会场の一角を阵取って大いにくわん、声を举げたであらう。
すすきを手折りし、台の原かへりの子らも我等の打ち骚ぎし竞技に见とれたとか、昨夜は08月の十五夜さぞよい月だらうよ。
中秋の名月、中秋饼を思ふ。
月见に步み出でころんですりむけて归った夜、08月15日がよく晴れなば今年は男のよい年、01月15日が晴れなば今年は女のよい年と母はよく云った。
一寮にむっび会ふ一年生は赈やかだ。
一寮を见るに昨年もさうであるが05月顷对寮マッチには调子恶く、三级、寮祭の顷から盛りもり调子がつくやうである。
年々さうなるやうに今年の一年生は昨年の俺达よりは奇拔な事をやる点に于ては一段上手であるやうだ。
免[兔]角他の寮は一寮は何であらうと批评するともやるときにはやるんだから。
特に寮一つとなって蹴强るに于ては全く惊异の力を发挥するのだから。
先日の送别剧に全寮を压倒せし、白鸟の娘道成寺でもその踊の中のには寮生三十名、否一寮の先辈をも……大一寮の寮生の精魂がこもって动き、舞ひ、踊って居るのだ……班のやうにやたらにひんまがった爱国心を示す、それも面子の为に。
面子、稚气;
我々はさう云ふことはしない。
大体、アルバイトと寮祭とどうちが大事だなんでうそぶくやうな大人には我々はなり度くないものだ。
もっと稚气があってもよい。
寮祭がある、快适だなあ、行くべよえといふやうな纯心无杂な稚心があって然るべき。
ひんまがった根性;
どうも昨今の天下の状势を见るに、亲が死んでも增产の为には归らないといふひんまがったものを美谈とする、此の宣传と、古来、雨の中を合羽も着ずにしゃにむに顽张ることが、よいんだといふ行きすぎた粪顽りを美谈とする教育がだんだんひんまがった根性の人々を作って行く。
ゲートルを卷いて町を滑步するとあれはよく时局を认识して居ると赞美し、朝から晚までかけまはって居れば、あゝ勤劳だと喜ぶのが昨今の人々の心理だから饱きれたものだ。
ひんまがった爱国心が出来上る。
时局认识;
たしかに最初近のやうに战争记事ばかりのせた杂志といふものは新闻が代用して吴れるから不要……ふ。
昔のやうに本当に情のある美しいものをのせた人の心……起と希望をもたせるものがないのが淋しい。
误った时局认识狂者の为に国民はすっかり其のフアイトを失ってしまひ润ひを欠いで杀气と饥气交々に至るといふ有样。”
②山本【1】よりの心づくし、岩谷【2】のもって来て吴れた寮のあんこ饼を戴く。
今周より迟出だ。
例によって煮洗槽空かず、仕迂なし。
道の修缮をやったり、绵糸缶を运んだり。
どうも最初からやすんでしまふと归る顷に仕事が出来ても工员は休んで居る为に仕事にとりかゝるフアイトを失ひ大抵は次の勤务の者に仕事を残してしまふもんだ。
③今日感じた事は语学はすべて发音を重要视すべきだ。
我々の室は支那语室、籏野の室は洋乐室、我々の室に土曜日より铃木桂吾氏が来られた。
月光、ほんとうに丸い月だ、を仰いで归る。
夜路にはもうすでに秋の终りかとも思はれるやうな冷々として寒さだった。
④归ってから籏野の优待の二十世纪の梨をくふ。
随分えぐり甲斐のある梨だった。
快适に快调をづけて今日まで来た腹、今日遂に变调、
盛んに分解を起し、瓦斯を发生せり。
【栏外】
先周は西尾さん今周は蚁坂さんだ。
10月2日(一)
多云
白石的早晨很寒冷。
早上吃乌龙面,还有无花果、柿子等,然后看画册。
八时过后告别白石回去。
是个微寒的早晨。
来到这个宿舍已经一个半月。
(去年)昨天宿舍庆典的傍晚。
使我想起去年。
①宿舍庆典:“去参加宿舍庆典的铃木回来了。
听说今年有庆祝仪式,下午开始有运动会,照往例也有像去年玩得那么快乐的人。
一舍的一年级生、宿舍剧、发挥三级考试的斗志的余威大为活跃,才会在田径、游泳都得到校内第一名,获得灿烂的奖杯。
田径比赛时哭了。
海洋班不参加,接力赛时用滑翔机的把手代替一舍舍旗……防谍竞走一舍…运动会结束后……我们背对西方天空尽情闹风暴。
中午吃红豆饭,晚上的餐会有麻糬这件事,尤其是因为一舍的三年级生都在,所以会像去年一样集结在会场的一角大声欢呼吧。
听说那些到台之原摘芒草穗正要回家的孩子们,看到我们嬉闹的竞技也看呆了。
昨夜是农历08月15日的夜晚,月亮一定很美。
中秋的明月,想起中秋月饼。
想出去赏月却跌倒擦伤的夜晚,母亲常说,如果08月15日是晴朗的,那么今年就是男人旺;
而如果01月15日晴朗,那么这一年会是女人好。
一舍感情融洽的一年级生真是热闹。
就一舍来说,虽然去年也是这样,05月左右宿舍间行进比赛的状况不好,只得到三级,但宿舍庆典时就有进入状况了。
似乎每年都是这样,今年的一年级生似乎比去年的我们更擅长做奇怪的事。
总之其他宿舍想批评一舍的时候就会去批评。
尤其是全宿舍团结起来的时候,能发挥出的力量真的不可思议。
先前的送别剧使全宿舍轰动,跳白鸟娘道成寺等戏码时有宿舍生三十名,不,也有一舍的学长……大一舍的学生从他们的灵魂深处跳起舞……像…班一样胡乱展现他们扭曲的爱国心,这也是为了面子。
面子、稚气;
我们不会这样说。
到底帮工和宿舍庆典哪个重要,我们不想成为谎话连篇的大人。
再稚气一点也无所谓。
有宿舍庆典真高兴,就应该带着纯粹无杂念的童心而去。
扭曲的性格:看当今天下态势,即便父母过世,却为了增产而不回家奔丧,如此扭曲的事也可以传为美谈,这样的宣传和自古以来,认为在雨中也不穿雨衣,毫不在意地继续努力才是好的,这种将过度病态的努力视为美谈的教育,将逐渐培育出愈来愈多性格扭曲的人们。
打上绑腿在街上昂首阔步就会有人赞美你充分认识时局,我对于现在的人们认为一个从早到晚奔忙的人很勤劳的心理已经非常厌倦。
只是养成扭曲的爱国心。
时局认识;
最近只刊登一大堆战争报导的杂志,其实报纸就可以取代它,因而根本不需要。
像以前一样充满真实情感的美好人心……没有恢复的希望真令人感到寂寥。
为了这些扭曲的时局认识狂,要这样利用国民的精力,只会让国民缺乏滋润,充满杀气与饥饿。”
②山本的用心招待,岩谷也从宿舍带了红豆麻糬来。
这礼拜开始晚班。
煮洗槽仍然空不出来,所以不做装填。
而修补道路或搬运火药棉罐。
如果一开始就休息,那么快到下班回家时才有工作来了,但因工人还在休息中而失去着手去工作的斗志,大概都会把工作留给下一班人。
③今天感觉到的是学习所有语言都必须重视发音。
我们的房间是中文室,籏野的房间是西洋音乐室,我们这一间上星期六起来了一位铃木桂吾氏。
仰望着月光,好圆的月亮走回家。
走在夜路上,冷得像是。
④回去后吃到籏野请我们的二十世纪梨。
是非常好削的梨子。
到今天为止状况一直很好的肚子,今天突然变调
开始出现分解,产生许多瓦斯。
【栏外】
上礼拜是西尾,这礼拜是蚁坂。
【注】
【1】山本:山本实,日本宫城县人,记主第二高等学校同班同学。
(〈生徒名簿
昭和十九年04月〉,东北大学史料馆典藏,档号:PR2016-06620)
【2】岩谷:岩谷英司,日本福岛县人,记主第二高等学校同班同学。
(〈生徒名簿
昭和十九年04月〉,东北大学史料馆典藏,档号:PR2016-06620)