1943年(昭和18年)05月04日
[1]大元帥陛下親臨 天長節観兵式 03:03
かしこくも大元帥陛下の親臨を仰ぎ奉り、聖寿無窮(せいじゅむきゅう)を寿ぎ奉る天長節観兵式は、新緑香る4月29日、代々木練兵場において、いと厳粛に執り行われました。
御閲兵の御后、陛下には御英姿も神々しく、玉座前に立たせ給えば、中村諸兵指揮官の軍刀一閃(いっせん)、武勲燦(さん)たる軍旗を先頭に光栄に輝く各部隊の精鋭は歩武堂々大地を蹴って御馬前を進みに進む。
精強の威武燦(さん)として代々木原頭を圧し、神国日本のかげりなき興隆を示す勇壮の絵巻は余す所なく繰り広げられたのであります。
(観兵式の様子)
[2]戦力増強に大御心 01:10
かしこくも天皇陛下には4月28日、侍従武官城海軍大佐を神奈川県下の一工場に御差遣あそばされました。これは決戦下、戦争資材の増産増強を御軫念あそばされ、全国の各重要工場の模様を視察せしめられる大御心と、拝察し奉るのであります。
工場員一同はこのかしこき聖慮のほどを拝して、感激もひとしお。いよいよ生産戦に奮励努力。もって御奉公の誠をいたし、大御心を安んじ奉らんことを誓ったのであります。
[3]ビルマ幹候隊卒業式 01:51
「右の者、ビルマ幹部候補生隊の課程を卒業せしことを証す。」
米英撃滅の戦いが開かれてより、既に3年。緒戦において皇軍とともに決起したビルマ独立義勇軍もその后皇軍指導の下、今日見るごとき颯爽(さっそう)たる防衛軍に成長を遂げ、その栄えある第1回卒業生を送り出すまでになりました。
峻厳(しゅんげん)なる軍律の下、皇国日本の軍人精神を体得した、これら凛々(りり)しいビルマ若人の姿をご覧下さい。
受賞に輝く日本刀をしっかと握って立つ優等生8名。誠に頼もしき限りではありませんか。
<ビルマ人>
「私達は東亜新秩序建設の戦士たるべく日本軍隊の御指導の下、このビルマ防衛軍幹部候補生訓練所において厳格なる教えを受けました。今日晴れの卒業式にあたり、盟主日本に心からの感謝を捧げると共に今后一層の奮励努力を誓うものであります。」
[4]比島マンカヤン銅山 02:22
轟々(ごうごう)たる機械のうなりがあたりの山々にこだまする。比島最高の産出量を誇る、ここルソン島北部のマンカヤン銅山では今、増産に大わらわである。資源開発の技術者達は、当時破壊し尽くされていたこの銅山に立って、血のにじむ努力を続けた。だが、その辛苦は遂に報いられるときがきた。今ではその産出量も旧に倍するほどに増加した。
削岩機を手に、比島人の労働者はアメリカの搾取に呻吟(しんぎん)した思い出も遠く、新しい希望に燃えて東亜の資源確保に尊い汗を流している。
炭坑労働者の罷業(ひぎょう)に悩むアメリカを顧みるとき、ここにも我が共栄圏のたくましい底力をひしひしと感じるのである。
(銅山開発の様子)