第249号 ( 昭和17年(1942年)12月2日 )
詔書
帝国陸軍の眉宇に殉国の大文字をみる
帝国海軍は海と空に国難を睥睨す わが航空母艦発着甲板上に待機する新鋭機 灼熱の赤心はこつて鋼鉄とならん 我が製鉄製鋼所は寧日なし
戦車の生産は無限軌道に乗った
われ一艦を失わばニ艦を建造せん
勝利の船は龍骨も高く冬空を裂く
軍用自動車広場広場を埋め尽す
戦時非常輸送に超強力機関車は車輪がつけられた
大東亜占領地資源はこれからの戦力だ
敵アメリカは戦備に狂っている
吾々は世界地図を塗りかえているのだ
ビルマは明ける和やかに
文字通り共栄の姿
一年の歳月にマニラは変貌した
マレーの錫も戦う為に掘られた
やさしく手をとって教えてくれる兵隊さん
このようにして第二年を迎えた 潜水戦隊
このようにして第二年を迎えた 陸軍部隊
戦う国の戦う生活 この中にこそ生甲斐あり